「電力需給ひっ迫注意報」なぜ新設?いつから?原発再稼働との関係は?

2022年3月21日に
東京電力と東北電力管内に
「電力需給ひっ迫警報」が
発令されたことは
記憶に新しいかと思いますが

2022年5月17日に
経済産業省より
「電力需給ひっ迫注意報」
を新設する

という方針が出されました

今回はこの新設される
「注意報」について見ていきましょう

電力需給ひっ迫「注意報」なぜ新設?

冒頭でも記載しました「電力需給ひっ迫警報」は
東日本大震災と原発事故で、電力需給がひっ迫した
ことから、2012年に導入された制度です。

これまで1度も発令されることは
なかったのですけど

2022年3月21日の午後9時に
電力需給ひっ迫警報がはじめて
発令されました。

このときは
2022年3月16日に東北地方で発生した
震度6強の地震によって
福島県内にある2つの火力発電所
(広野火力発電所6号機と新地火力発電所1号機)
が停止した
ということに加え

3月末になったにもかかわらず
真冬並みの寒さになった
ということが主な要因となり

電力需給ひっ迫警報
が発令されました

このとき
本来この「電力需給ひっ迫警報」は
午後6時に発令するというルール
あったのですが

実際に警報が出されたのは
午後9時過ぎ

この警報の発令・周知が
遅くなったことが
かなり大きな問題に…

節電に取り組むのが遅れたり
翌日の企業活動にも大きな影響が
でたという指摘が多くでたことが
背景にあり

今回の電力需給ひっ迫注意報
の新設に繋がったとのことです

「電力需給ひっ迫警報」は
翌日の電力の予備率が3%を下回ると予想される、
または下回った場合に

経済産業省の資源エネルギー庁が
発令する警報です

今回新設される見通しとなった
「電力需給ひっ迫注意報」

翌日の電力の予備率が5%を下回ると予想される
ときに発令されるとのこと

2022年3月の教訓から
早めに注意喚起するという
主旨かと思います。

電力需給ひっ迫「注意報」はいつから?

ではこの「電力需給ひっ迫注意報」
いつから導入されるのでしょうか?

経済産業省や各種ニュースを
見ても明確な開始日などの
発表はないようですが

2022年5月17日の
松野官房長官は午後の記者会見において

「電力の需要が高まることしの夏までに
導入していく予定

といった発言がありました。

まあ、そりゃそうですよね。
これだけの方針を出しておきながら
導入されるのは来年です、、、なんて
ことはないと思いますから

次に電力需給のひっ迫が
予想される2022年の夏までには
この「注意報」を導入しないと
意味がないところかと思います

ちなみに
これまでの電力需給ひっ迫警報の
発令は午後6時を目途にしていたのですが

発令のタイミングを2時間前倒しして
午後4時とすることや、
前々日の段階で注意を呼びかける
などの方針も決まっているようなので

「電力需給ひっ迫注意報」も
これにならうのではないでしょうか

電力需給ひっ迫と原発問題は?

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Image by Abdelhafid MHAMDI ALAOUI from Pixabay

電力需給ひっ迫警報が発令されたときも
議論が巻き起こりましたけど

やはり原発再稼働の件が
この状況下では再び大きく
取り上げられるのではないでしょうか

使用できる原発を停止している状態で
これだけ電力需給がひっ迫して
警報だの注意報だのと
大騒ぎしている状況になって
きているので

やはりこの議論が再び
活発になってくるのでは
ないかと想定します

また現在は以前の原発問題の状況とは
少し異なる状況にもなってきていて

ロシアによるウクライナ侵攻も
この原発再稼働の問題に大きく
絡んできている状況
になってきています

こちらTwitterの声を少しピックアップ
してみました

電力需給ひっ迫注意報 まとめ

今後具体的な導入の日程などが
発表されるかと思います。

また原発との関係についても
いろいろと議論されてくるかも
しれません

電気がないと何もできない
現代社会なので
ぜひともこのインフラは
安定的に、できれば安く
供給していただきたいものです・・・

最後まで読んでいただき
ありがとうございました